バンドで収入が得られるようになった時って最高に嬉しいですよね!
あれよあれよと人気、知名度が上がり音楽での収入が増えてきた!
俺たちノッてるぜーーー!
はいそんな方!要注目です!
『音楽活動に夢中で他のことなんて考えずに突っ走ってきた。俺には音楽しかねぇ。。。』
分かります。
しかしバンドマンだろうが何だろうが税金を支払わなくてはならないのです!
知らないうちに脱税疑惑!?なんてことになったらたまったもんじゃありませんよね。
今回は確定申告の『か』の字も知らないバンドマンだった自分のような方に向けて、解説していきます!
まだ売れないバンドマンにとっても余計な税金を減らし、音楽活動に充てるお金を増やすため、かなり重要なテーマとなってきます!
確定申告とは?
確定申告とは1年間の所得金額から税金を計算し、税務署に提出する作業のこと。
計算期間は1月1日から12月31日の1年間で、翌年2月16日から3月15日までに税務署に申告します。
同じバンドマン、ミュージシャンであっても収入の得方によって確定申告が必要かどうか異なります!
所得とは
所得とは、個人が1年間に得た収入から、それを得るためにかかった必要経費を差し引いた金額のことです。
所得には10種類ありますが、バンドマンが音楽活動から得る収入は『事業所得』となる場合がほとんどかと思います。
所得が大きくなるほど税金も大きくなるので、バンド活動にかかった様々な経費はしっかりチェックし、領収書やレシートなど保管しておきましょう。
確定申告が必要となる条件
確定申告をする必要がある人の条件は以下のような方です。
- 会社員やアルバイトなどの給与所得を得ている人で、その年の副業所得が20万円以上の人
- 個人店などで働いており、年末調整を受けていないバイトの所得と、副業での所得の合計が20万円以上の人
- フリーランス(個人事業主)の人でその年の事業所得が48万円以上の人
- 年収2000万円以上の人
まずは①番!バンドマンの多くは普段はアルバイトや会社員として働いているかと思います。
バンドだけで食っていくというのはかなり有名にならない限りは難しいですからね。
ですのでバンドでの収入は「副業での所得」となります。
多くのバンドマンがバンドでの収入が20万円以上の場合に確定申告が必要になるでしょう。
続いて②番。「先輩バンドマンがオープンしたBARや居酒屋で働かせてもらってる」なんて話もよく耳にします。
そんなお店は個人店であり、年末調整を受けることはない場合が多いかと思います。
そこで得た収入とバンドでの収入の合計が20万以上となる場合は①番と同じく確定申告が必要になるでしょう。
そして③番。
開業届を提出し、フリーランス(個人事業主)としてミュージシャンをしている人は確定申告を行う必要があります。
収入から必要経費を引いた「所得」から基礎控除として一律で48万円が引かれるため、所得が48万円以下の場合は課税所得もゼロになるので確定申告をする義務はありません。
最後に④番。
ぶっちゃけ夢追うバンドマンになかなかいないとは思いますが、
会社員やアルバイトなどの給与所得を得ている人は基本的に会社が「年末調整」をしてくれるので確定申告をする必要はありません。
ですが給与所得者であっても「給与の年間収入金額が2000万円を超える人」は国税庁の定める「給与所得者で確定申告が必要な人」に入っていますので確定申告が必要です。
青色申告と白色申告
確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。
白色申告が単式簿記、青色申告が複式簿記となります。
青色申告は手間もかかりますが、その分メリットも多くあり「最大65万円の特別控除をうけられる(税金を少なくできる)」「赤字を3年間繰り越せる」「減価償却費を30万円まで一括計上できる」などがあります。
ただし青色で確定申告をするには、開業届を提出し「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。
おすすめ確定申告のやり方
確定申告をいきなり自分でやると言うのはなかなかハードルが高いです。
学校で習ったこともないし、正直僕も最初は何一つ知りませんでした。
税理士さんに依頼するのもありですが、費用も割とかかってきます。
そこでオススメなのが会計ソフト。
僕も使用しているクラウド会計の「freee」はとても使いやすいです。
銀行口座やクレジットカードを同期しておけば自動で帳簿付けも可能です。
手動で収支の登録をするにしても、とても簡単です。
freeeには3つの年額プランがあります。
スターター 11,760円 / 年
スタンダード 23,760円 / 年
プレミアム 39,800円 / 年
確定申告書の作成、提出は全てのプランで可能です。
税理士に依頼するよりも安く済むでしょう。
おわりに
「バンドマンなら音楽のことさえ考えておけばいい。」
と言うわけにはいかない世の中です。
自由でかっこいい生き方にはこういう知識や作業も必要になってきますね!
ただでさえ円安やら値上げのご時世です。
思いっきり音楽に打ち込むためにも税金を減らし賢く生きていきましょう!
コメント