※6歳の子供を想定して解説します
はじめに|6歳でギターに飽きるのは「普通」です
「最初は楽しそうだったのに、最近はギターを触りたがらない」
「せっかく買ったのに、もう飽きてしまったかもしれない」
6歳前後の子供を持つ親御さんから、
この悩みは本当によく聞きます。
結論から言うと、
6歳でギターに飽きるのは異常でも失敗でもありません。
実は私自身、ギター講師として
年長さん〜小学1年生くらいまでのお子さんを多く指導してきました。
正直に言うと、この年代のレッスンはとても苦労しました。
集中が続かず、途中で別のことを始めてしまったり、
中にはレッスン中に寝てしまう子もいたほどです。
そして、長期的にギターを続けられた子は、
経験上「1人か2人程度」でした。
だからこそ断言できます。
これは個人の問題ではなく、構造の問題です。
この記事では、
6歳の子供がギターに飽きてしまう本当の理由と、
今日からすぐ実践できる具体的な対策8つを解説します。
6歳の子供がギターに飽きる本当の理由
ギターという楽器自体が、6歳には難しい
なぜこの年代のギターレッスンは、
ここまで難しくなりやすいのでしょうか。
理由の一つは、
ギターという楽器の特性にあります。
ピアノやドラムは、
鍵盤を押したり、叩いたりすれば
とりあえず音が鳴ります。
一方でギターは、
正しい位置・正しい力加減で弦を押さえなければ
音を鳴らすこと自体が難しい楽器です。
講師として多くの子供を見てきましたが、
6歳前後の子供にとって
「音が出ない」「うまく鳴らない」体験が続くことは、
想像以上に大きなストレスになります。
理由① 「上達」という概念がまだない
6歳の子供にとって、
- 上手くなる
- 成長する
- 将来役に立つ
こうした考えは、ほぼ意味を持ちません。
あるのは
**「今、楽しいかどうか」**だけです。
理由② 成功体験のハードルが高すぎる
最初から
- 曲を弾かせる
- コードを押さえさせる
- リズムを合わせさせる
これは6歳にとって、
成功する確率が極端に低い課題です。
成功できない → 楽しくない → 飽きる
この流れはとても自然です。
理由③ 親が「先生」になってしまう
悪気なく、つい言ってしまう言葉。
- 「違うよ」
- 「そこじゃない」
- 「前も言ったでしょ」
これらは子供にとって
評価されている感覚になります。
するとギターは
「遊び」から「テスト」に変わってしまいます。
今日からできる具体的対策8選(6歳向け)
対策① 練習時間は5分で終わらせる
6歳の正解は5分です。
「もう終わり?」
この状態で終えるのが成功です。
対策② ゴールは「1音」だけにする
今日の目標は、
- 1音鳴らす
- 前より音が出た
これで十分です。
曲は必要ありません。
対策③ 上手さではなく「変化」を褒める
❌「上手だね」
⭕「さっきより音が長いね」
評価ではなく、観察を伝えます。
対策④ 練習をゲームに変える
- 30秒チャレンジ
- 親の手拍子に合わせる
- ミスしたら変顔1回
中身は同じでも、遊びに見せることが重要です。
対策⑤ 曲を使わない日を作る
- 動物の声
- 雨や雷の音
- 即興で音遊び
「音を出す=楽しい」を先に作ります。
対策⑥ 親は「教えない」
親の役割は先生ではありません。
「今の音どう思う?」
これだけで十分です。
対策⑦ 飽きたらやめてOKにする
嫌がったら終了。
「やめても怒られない」
この安心感が次につながります。
対策⑧ ギターを目につく場所に置く
ケースにしまわず、
リビングなど手に取りやすい場所へ。
まとめ|6歳でギターが続かなくても、焦る必要はありません
6歳の子供がギターに飽きるのは、
才能がないからでも、向いていないからでもありません。
講師としての経験上、
ギターはこの年代には難しい楽器です。
続かなかった子が多いのも、現実です。
ですが、それは失敗ではありません。
- 練習は5分
- 1音鳴れば十分
- 嫌になったらやめていい
この余白が、
ギターとの良い記憶を残します。
ギターは、
続けさせるものではなく、出会わせるもの。
今は離れてしまっても、
数年後にまた触りたくなるかもしれません。
その時、
「楽しかった」という記憶が残っていれば、それで十分です。
この記事が、
親御さんの不安を少し軽くし、
ギターが「嫌な習い事」にならないための
一つの指針になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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