こんにちは。富山県で現役地域おこし協力隊をしている ARAKI です。
私は今年4月、大量の残置物が残された元アトリエの空き家を購入しました。
片付け業者に見積もりを依頼したところ、200万円以上はかかると言われた物量。
正直、最初は途方に暮れましたが、最終的に 約8ヶ月かけて自力でほぼ片付け切る ことができました。
今回は、
- かかった費用
- 実際にきつかったこと
- 自力でやるメリット・デメリット
などを、体験談としてまとめます。

空き家の残置物片付けにかかった費用
まず片付けにかかった費用ですが総額 102,880円です。
思っていたより、かなり安く済んだというのが正直な感想です。
費用の内訳
- クリーンセンター持ち込み:37,880円
- 仏壇の引き取り(仏壇屋):30,000円
- 家電リサイクル(テレビ・冷蔵庫):35,000円
※ゴミ袋代やクリーンセンターまでのガソリン代は含めていません。
仏壇については、前の持ち主さんが魂抜きをされていたため、クリーンセンターで処分することも可能でした。
ただ、気持ちの問題もあり、今回はプロにお願いしました。
※クリーンセンターでは
- 燃えるゴミ:10kg 120円
- 燃えないゴミ:10kg 160円
で処分できました。
残置物を片付けて得た収入
処分だけでなく、買取もいくつか依頼しました。
その結果、買取による収入は 151,305円。
片付け費用と差し引きすると、
48,425円のプラス になりました。
ひとまず万歳です。

人員と、正直キツかったこと
やってみて一番感じたのは、
「これは一人じゃ絶対に無理」 ということ。
重くて大きい家具は物理的に一人では運べませんし、
何より、知らない人の生活の痕跡を片付ける作業は、想像以上に精神的にきつかったです。
生活が見えれば見えるほど、じわじわメンタルにきました。
その辺も妻と一緒に作業しながら、そんな状況も笑いに変えることでなんとかメンタルを保てました。
また、8月は暑すぎてほぼ1ヶ月作業できず。
空調の使えない空き家での片付けは、時期選びがかなり重要だと痛感しました。
大きなトラックを持ってきてくれた方や、”ウッ”となるようなホコリの中を突き進んでくれた方などいろんな方が手伝ってくれて片付けが終わりました。
作業のたびに2〜3人、多い時は6人ほど集まってもらい、
たくさんの人に助けてもらって、ようやく終わりました。
一人だったら、間違いなく今も終わっていなかったと思います。
空き家片付けに必要だった道具
実際に使って「これは必須だな」と感じたものです。
- ゴミ袋(燃える・燃えない・大小)
- マスク
- 軍手
- ガムテープ
- PPロープ
- ダンボール(仕分け用)
- ドライバー(解体用)
- バール(壊して小さくする)
- ノコギリ(木材カット用)
最低限、これがあればなんとかなりました。
自力で片付けたメリット・デメリット
メリット
- とにかく 費用が安く済んだ
- 建物の状態を隅々まで把握できた
デメリット
- 時間がかかりすぎた
当初は年内にリフォーム着工の想定でしたが、まったく追いつかず。
早く終わらせていれば、その分お店を早く始められた可能性もあります。
このあたりは、本当に考え方次第ですね。
プロに頼むべきケース
片付け中、僕自身も軽いギックリ腰をやりました。
- 体力に自信がない
- 重い物が多い
- ホコリや健康被害が心配
- 建物の傷みが激しい
こういった場合は、無理せずプロに頼む方が安全だと思います。
今後の展開
残置物がほぼなくなった段階で、建物調査をプロに依頼しました。
今後は
- 工務店に相談する部分
- DIYで対応する部分
を分けながら、できるだけ費用を抑えて進めていく予定です。
最終目標は ハンバーガー屋のオープン。
見積もりが揃い次第、融資の相談にも行くつもりです。
また進捗があれば、ブログに書いていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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