こんにちは。
私は射水市で地域おこし協力隊をしています。
そして新湊の内川周辺エリアのまちづくりがミッションです。
そんな私も関西からこの地域に移住してきました。
移住して現在11ヶ月。約1年となりました。
とても素晴らしいエリアではありますが、今回はデータを元にこの地区への移住するメリットを実体験も踏まえつつ考えていきたいと思います。
人口
射水市全体の人口は約9万人ですが、新湊地区（旧新湊市）の人口はそのうちの2万人前後と推測されます。地域の人口は減少傾向にあり、高齢化も進行中です。 ”ChatGPT”より
というわけで過疎化している地域ではありますが、メリットも多数感じます。
自分が感じたメリットは大きく二つ。
・都会と比べ人が少ないので、せかせかせず、静かでゆったりとした生活ができる。
・新たな挑戦や自分のアイデアを実現しやすい環境。、
都会で生活していた頃は、まわり中に人がいるし、お店もなんでもあるし、便利だけど、外に出ると疲れてました。
今の環境はリラックスしやすく、ないものだらけなので何をするにもライバルは少なくチャンスも多く感じます。
もちろん利用者も少ないので考え方次第ですが。
空き家も多かったり、生活コストも抑えやすく、自分次第で生き方が色々選べるような気がします。
家計
富山県は全体的に、家計収支の黒字や平均貯蓄率が全国で高く、家計に余裕があることが特徴のようです。
実際に自分が感じるのは、みんな大きい家に住んでるし、いい車乗ってるな〜っていうイメージです。
夜には家でお風呂に浸かって、テレビ見てる、みたいな余裕のある生活してる人が多いような気がします。
世帯収入が多いのは、
1、就業率が高い、
2、3世代同居世帯の割合が高く、子育ての分担等により女性が働きやすいため、共働き率が高い、
3、65歳以上の高齢者の同居率が高く、年金収入がある、といったことが要因のようです。
家計に余裕があるというのはメリットでしかないですね。
積雪
- 射水市新湊地区は富山湾沿いに位置し、日本海側特有の雪の多い地域です。
- 年間積雪日数は約40～60日程度ですが、近年は温暖化の影響で減少傾向にあります。
- 積雪量は平地で10～30cm程度の日が多く、例年12月から2月にかけて降雪があります。
ということで雪への対策は必須ですね。
しかし富山県の道路は融雪装置がしっかりしているので、そんなに心配しなくても道路は割と走れるかなと思います。
もちろん大雪の時は危ないですが。
雪のメリットですが大人になるとほとんど無いと感じますが、子どもは大喜び。
スキーやスノボなど冬のレジャーも楽しめるし、その辺でソリ遊びもできるのは地域ならではです。
気候や気温
射水市新湊地区の年平均気温は約13℃～14℃程度。夏は30℃を超える日があり、冬は0℃前後まで冷え込みますが、極端な寒暖差は比較的少ない地域です。
ということで関西に住んでいた頃と比べ、特別寒いとはそんなに感じません。
しかし、冬の間は曇りや雪の日が多く、晴れる日がかなり少なめ。自分は太陽が好きなので冬の間は気分が落ち込みがちです。
関西にいた頃はあまり必要と感じなかった長靴も一足は持っておくべきかと。
そして雪かきグッズのスコップなども一家に一つは必須です。
年間を通じて湿度が高いため、カビ対策が必要。乾燥しにくいメリットはあります。
メリットとして感じるのは四季がはっきりしている地域であり、海の近い地域なので
春は桜、夏は海水浴、秋は紅葉、冬は雪を楽しめます。
自分としては4月〜10月くらいのこの地域が好きです。
海水浴場も都会に比べれば空いてるし、海風も気持ちの良い場所です。
子育て環境
幼稚園・保育園：新湊地区には複数の幼稚園や保育園があり待機児童の状況は全国平均よりも少ないです。
というわけで移住して急いで子どもの幼稚園探しを始めた我が家ですが、話しを聞きに行き、即入園決定できました。
子どもの遊び場に関しては移動に車必須ですが、いくつかあります。
クロスベイ新湊という施設にはボルダリングがあり、休日には多くの子どもたちが遊んでいます。
射水市役所隣の公園には大きなトランポリンがあったり、室内遊び場もあります。
さらに市役所から車で５分ほどのところに最近新たな室内アスレチックなどもできました。
絵本館という約１万冊もの絵本が読み放題でワークショップスペースもある施設もお気に入りです。
これらの施設はすべて無料で利用できておすすめです。
なんと言っても一番は海が近い、川がある、そして山も近い！
自然にたくさん触れながら子育てができるのは魅力的です。
日中は海辺で遊んで、夕暮れには蛍を見に行くなんて日もあったりして最高でした。
海から見える立山連峰は絶景。そして海から里山まで車で30分くらい。
川では魚釣りを楽しんだり。
子どもの遊びの面でもコストは都市部に比べ、少なく済むかと思われます。
しかし電車やバスでの移動はかなり限られるので車がないと生活できないという面もあります。
公共交通
そこで続いては公共交通です。
鉄道：万葉線（路面電車）が地区を通っており、周辺地域へのアクセスが可能です。
バス：コミュニティバスや射水市内を循環する路線バスがありますが、便数は限られています。
というわけですが、車がないとかなり厳しいです。
万葉線は富山県の中心地である富山駅とは別路線のため、富山駅には行けず。
バスも本数は少なめで、なかなか思うようには利用できません。
しかし2022年10月に導入されたAIオンデマンドバス「のるーと射水」という乗り物が新たな移動手段として注目されています。
のるーとの仕組み
- 予約型：専用アプリや電話で利用予約を行い、利用者が乗りたい時間・場所を指定します。
- 乗合方式：タクシーのように1人で利用するのではなく、同じ方向へ向かう他の利用者と乗り合いになります。
- 運行エリア：射水市内の指定されたエリアをカバーしています。
特徴・メリット
- 柔軟性：決まった時刻表がないため、自分のスケジュールに合わせた移動が可能。
- 効率的な運行：利用者の予約状況に応じて最適なルートが決定されるため、従来の路線バスより効率的。
- 環境に配慮：乗合方式を採用することで、移動の効率化と環境負荷の軽減を実現。
- 公共交通の補完：バスの本数が少ない地域や高齢者の移動手段として役立っています。
というような乗り物になっており、現状は運行エリアが限られているため、自分は思うように利用できていないものの今後はエリアの拡大が期待できます。
まとめ
いかがでしょうか？
他にも祭りが盛ん、内川の景色がキレイなど暮らしを楽しめる要素は多々あります。
都会の競争社会で生きてきた自分には、マイペースに暮らせるこの環境は気に入っています。
今後空き家の購入も考えているので、新たな挑戦も楽しみです。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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