バンドマンてバイト探しに苦労しますよね。
なぜならバンドマンの生活は多忙。
ライブ、リハーサル、楽曲制作、レコーディング、楽器の練習、ブッキング、プロモーション活動、グッズ制作、などなど。
売れるためにもやらなきゃいけない事は山積みですが、売れなきゃお金もない。。。
なので余程有名でなければバンドしながらバイトや別の仕事をしている人がほとんどです。
精力的に活動するほど時間に余裕はないのでシフトには融通が必要。
他にも働いている姿をファンに見られたくないので顔バレしない仕事がいいとか。
そしてどうせならバンドが上手くいかなかった場合でも、将来に役立つ経験を積めるといいですよね。
なので今回は30代半ばまでバンドに明け暮れてきた筆者がバンドマンにオススメするバイトを5つ!
シフトの融通、顔バレ、将来性の観点から5段階評価で選んでみました。
それでは行ってみましょう。
音楽講師
まずは王道!音楽講師です。
自身の楽器スキルを遺憾なく発揮できます!
シフトの融通 ★★★☆☆
顔バレ ☆☆☆☆☆
将来性 ★★★☆☆
子供の習い事ランキングでは毎年ピアノは上位に入りますし、音楽教室は不動の人気がありますね。
しかし筆者の僕もギター講師として幾つかの音楽教室で働いてきましたが、生徒数はピアノ、ボーカル、ドラムが圧倒的に多いです。
ギターやベースとなるとガクッと生徒の申し込み数が減るので講師業でしっかり稼ぐことはなかなか難しいかもしれません。
バンド活動での収入もあり、もう少し収入が欲しいと言う方にはギター、ベース講師も良いですね!
そして音楽教室で働く場合、業務委託契約となる場合が多いです。
ですのでバンド活動と合わせて、音楽家として個人事業主となり確定申告していく必要があるので注意が必要です。
シフトに関しては自分次第で融通は効きますが、生徒さんのひと月のレッスン数を消化できるよう調整する必要があります。
スケジュール管理が割と大変な仕事でもありますね。
顔バレは必至ですが楽器の先生ですのでやむを得ないでしょう。
ちなみに例ですが、僕は全国展開しているシアーミュージックと言う大手スクールでギター、ウクレレ講師として働いた経験があります。
採用までの流れは一次試験として音楽理論や音楽に関する一般常識などの筆記試験。
そこを通過すると二次試験として模擬レッスン。
がありました。
通っている生徒さんは自分の月の持ちコマ数内であれば、ボーカルだろうがギターだろうがDTMだろうが好きに受講することが出来ます。
ですので、他の講師と仲良くなって別の楽器で受講している生徒さんに自分のことをオススメしてもらうというのも一つの手ですね。
シアーミュージックは公式YouTubeチャンネルも運営しており、こちらでは講師たちによる歌ってみた動画も数多くアップされています。
下記の動画は再生回数も700万回近くあり、多く再生されてますね。
なのでボーカル講師であれば講師として働きつつ、動画に出演し、名を売り、ボーカリストとして将来的にも成功していくと言うパターンも狙えます。
僕自身は個人経営の小さな音楽教室で働いた経験もありますが、こちらは自分のペースでまったりと出来るメリットもありますし、上手く掛け持ちしながら複数の収入源を作っていけると良いですね。
将来、自分で音楽教室を開くと言うのも夢があります。
では次に行ってみましょう。
飲食店の調理場
一旦音楽から離れてガラッと変えてみましょう。
飲食店の調理場です。
シフトの融通 ★★★☆☆
顔バレ ★★★★☆
将来性 ★★☆☆☆
生きる知恵 ★★★★★
なんと言ってもまずはまかない!まかない付きは正義です!
飯代が浮くし、一人暮らしの売れないバンドマンは本当に美味しいご飯に飢えています。
しっかりお米を食べておきましょう。
そして料理の知識をつければ、自分で美味しいご飯が作れます。
音楽だけでは人間生きていけません。
人間には飯が必要です。生きるための知恵がつきます。
飲食店によってはシフトの融通を聞いてくれるお店もありますし、賄い付きのバンドマンに理解のあるお店を見つけましょう!
調理場ならお客さんの前に出ることも少ないし、ファンに顔バレする心配もありません。
ちなみに2年以上調理業務に従事することで調理師免許試験の受験資格の職歴資格の部分を満たすことが出来ます。
試験を受けるには、規定の学歴と職歴資格を満たす必要がありますが、学歴規定は「中学校卒業以上、高等学校の入学資格を有する」こと。
なので心配ありませんね。
将来的にバンドが上手くいかなかった場合、つぶしが効くので調理師免許を取得しておくという選択もありです。
ある物とある物をかけ合わせて物を作っていくというクリエイティブな発想力は音楽をする上でも役立つ能力かもしれません。知らんけどw
ライブハウス
音楽関連に戻ります。
シフトの融通 ★★★☆☆
顔バレ ☆☆☆☆☆
将来性 ★★☆☆☆
ロック ★★★★★
ライブハウスはもちろんバンドマンに理解があります。
スタッフ同士はもちろん、ぐいぐい行けば出演するバンドと仲良くなることも可能なので、直接自身のバンド活動に繋げられる可能性もあります。(対バンなど共演するきっかけ作り)
バンドマンなどの出演者だけで無く、レコード会社やレーベルスタッフなどの出入りも当たり前ですが多い場なので人脈を作りたいならライブハウスはかなりオススメですね。
顔バレしてもライブハウスで働いている分にはファンからしても変な違和感は少ないかと。
しかし将来性で言えば音楽業界でしか生きるスキルがつきにくいかもしれませんので少し低め。
PAさんや照明さんのようなスキルがないのであれば、名物ブッキングマネージャーのようなスーパーコミュ力を持った一部の人間にしか出来ない生き方を選択せざるを得ないかもしれません。
割と過酷です。
でもマジでかっこいい大人達がいる場所です。
人生を変える出会いがあるかもしれません。
楽器屋
バンドマンにもいろんなタイプがいます。
人前でワーってやれるすごいやつ。コミュ力化け物なやつ。
しかしその陰で割と大人しめ。コミュ力ゼロ。
みたいなタイプもよく見かけます。
こういうタイプには楽器が大好きで技術も知識もすごい人達がいます。
そんな人たちには楽器屋がオススメ。
シフトの融通 ★☆☆☆☆
顔バレ ☆☆☆☆☆
将来性 ★★★★☆
ロン毛 ★★★★☆
大好きな楽器の知識をお客様に直接お届けできる!
これは素晴らしいことです。
しかし求人募集は週5勤務できる方。などをよく見かけますので融通はあまりきかないのかなというイメージ。
ガッツリ接客業になるので顔バレも仕方ありません。
将来性としては、バイトからそのまま就職して社員になることも可能。
楽器の知識はどこの楽器店でも役立ちますし、リペアマンや楽器を作る人になりオリジナルブランドの立ち上げなども視野に入ります。
ですので将来性は高めの評価。
ですがシフトの面からバンド活動との両立はなかなか大変そうですね。
楽器屋の名物店主と言えばロン毛の速弾きおじさんと言うイメージが強い。頭髪はあまり厳しくないのかな。
リハーサルスタジオ
こちらも音楽に関わる仕事がしたい!と思う方には人気のある職。
アンプやミキサーなどの機材に触れる機会も多く、知識がつくことは大きなメリットですね!
シフトの融通 ★★★☆☆
顔バレ ★★☆☆☆
将来性 ★★★☆☆
マッスル ★★★★☆
求人募集を見るとシフトは週1からOKなどもちょくちょく見かけるのでシフトは融通が効きやすそうなイメージです。
こちらもガッツリ接客が必要になるため顔バレはしますが、音楽やってる人しか基本的には来店しないので一般のファンなどに広く見つかると言うことは無いかと思われます!
将来性で言うと大手スタジオであればバイトから正社員へと就職出来たり、
先にも述べたように機材に詳しくなることでレコーディングエンジニアなどにキャリアを繋げていくことも出来そうですね!
もちろんしっかり勉強、努力が必要になります。
有名なバンドがリハーサルに入ることなんかもあるのでアーティストの普段の様子が見れるというミーハー的喜びもあったりしますね。
デメリットというか機材を運ぶことが頻繁に行われるので、音楽機材はとても重いものが多く身体を痛めないよう注意が必要です。
実はマッスルがかなり活躍できる職場だったりします。
おわりに
いかがでしたか?
僕もバンドマン時代から音楽講師、飲食店、ライブハウスで働いてきました!
楽器屋もリハスタも日常的に利用し、どれも身近にあった存在なので魅力的な面をたくさん見てきました!
憧れる方も本当にたくさんいました。
アーティストとはまた違うけどどれもかっこいい仕事です。
そしてあなたのアーティスト活動の裏側にはこのような職の方達がいます。
音楽スキルを上達させてくれる講師、ライブを共に作ってくれるライブハウスのスタッフ、良い楽器を教えてくれる楽器屋さん、練習場所を作ってくれるリハスタスタッフ。
そして生きるための飯を提供する飲食店w
飲食店は若干無理矢理ですが。
とにかくどれも本当に素敵な職業です。どれも良い経験となるでしょう。
飲食店以外はあまり求人募集は多くないかもしれません。
なので日々探し続けることも大事です!
バイトもうまくバンド活動へと繋げていきましょう!
参考になれば幸いです。
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