Hi-STANDARDの「DEAR MY FRIEND」をギターで弾いてみたいけれど、
- ギター初心者でも弾ける?
- イントロのリフは難しい?
- パワーコードだけでも練習できる?
- ダウンピッキングで弾かないとダメ?
と気になっている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、「DEAR MY FRIEND」はギターを買ったばかりの完全初心者には少し難しい曲です。
しかし、パワーコードを覚えた人が次のステップとして挑戦する曲には、とてもおすすめです。
この曲では、ロックギターに欠かせない次の奏法をまとめて練習できます。
- パワーコード
- ブリッジミュート
- 2本の弦を使ったイントロリフ
- 単音ピッキング
- バレーコード
- アルペジオ
実は「DEAR MY FRIEND」は、僕がギターを始めてから初めて1曲通して弾けるようになった曲でもあります。
この記事では、当時の経験も交えながら、ギター初心者がどの部分から練習すればよいのかを順番に解説していきます。
DEAR MY FRIENDのギター難易度
「DEAR MY FRIEND」のギター難易度は、初心者向けの曲の中では少し高めです。
目安としては、次のようになります。
- 総合難易度:★★★☆☆
- パワーコード:★★☆☆☆
- イントロリフ:★★★☆☆
- ブリッジミュート:★★★☆☆
- バレーコード:★★★☆☆
- アルペジオ:★★★☆☆
- 原曲テンポで弾く難しさ:★★★★☆
押さえるコードそのものは、極端に複雑ではありません。
難しいのは、テンポに合わせてピッキングを続けることと、リフ、パワーコード、アルペジオなどの奏法を切り替えることです。
そのため、最初から原曲どおりに完璧に弾こうとする必要はありません。
まずはパワーコードだけで曲の流れを追い、慣れてからイントロリフやアルペジオを加えていくのがおすすめです。
僕が初めて1曲弾き切れたのがDEAR MY FRIENDだった
僕がギターを始めたばかりの頃は、好きな曲のイントロだけを少し弾いてみては、途中で分からなくなることの繰り返しでした。
TAB譜を見ても、Aメロで弾かれている細かいフレーズや複雑なコードの意味が分からず、なかなか1曲を最後まで弾けませんでした。
そんなときに出会ったのがHi-STANDARDです。
バンドスコアを手に入れて「DEAR MY FRIEND」を練習したところ、初めて曲の最初から最後までギターを弾き切ることができました。
完璧な演奏ではありませんでしたが、
「自分にも1曲弾けた」
という達成感は今でも覚えています。
この成功体験がきっかけとなり、少しずつほかの曲も弾けるようになっていきました。
ギター初心者にとって、最初の1曲を最後まで弾けることはとても大切です。
「DEAR MY FRIEND」は完全初心者向けの簡単な曲ではありませんが、パワーコードを覚えた後の目標として、ちょうどよい曲だと思います。
練習前に確認すること
チューニング
この記事では、一般的なレギュラーチューニングで解説します。
練習を始める前に、必ずチューナーを使って次の音に合わせておきましょう。
6弦から順番に、
E・A・D・G・B・E
です。
チューニングがずれていると、正しい場所を押さえていても原曲と音が合わなくなります。
YAMAHA ( ヤマハ ) / YTC5 クリップチューナー
ギターの音作り
「DEAR MY FRIEND」を弾くときは、クリーントーンではなく、ある程度歪ませた音がおすすめです。
ただし、歪ませすぎると余計な弦の音やピッキングのズレが目立ちにくくなります。
最初は、
- 歪みは中程度
- ブリッジ側のピックアップを使用
- 音が潰れすぎないようにする
という設定から始めてみてください。
BOSS ( ボス ) / KATANA-MINI ギターアンプ
自宅でHi-STANDARDのような歪んだロックサウンドを楽しみたい人には、小型ギターアンプが便利です。KATANA-MINIはコンパクトながら歪みを作りやすく、パワーコードやブリッジミュートの練習にも向いています。
イントロのリフを練習しよう
「DEAR MY FRIEND」の大きな特徴が、イントロから何度も登場する印象的なギターリフです。
このリフでは、主に2弦と3弦を同時に鳴らします。

3弦の音を基準にして2弦を動かす
イントロ前半では、3弦4フレット付近の音を基準にしながら、2弦側の音を動かしていきます。
指をすべて持ち上げながら弾くのではなく、基準になる指を残しながら動かすと、ポジションが安定します。
最初は左手だけを確認しながら、ゆっくり音を鳴らしてみましょう。
2本の弦を均等に鳴らす
このリフでは、2弦だけ、または3弦だけが強く鳴らないように注意します。
ピックを深く入れすぎず、2本の弦を軽くなでるように弾くのがポイントです。
音がきれいに鳴らない場合は、次の点を確認してください。
- フレットのすぐ近くを押さえているか
- 指が隣の弦に触れていないか
- ピックを深く入れすぎていないか
- 2本の弦を同じ強さで弾けているか
リズムは小さなまとまりに分ける
最初からリフ全体を覚えようとすると、リズムが分からなくなりやすいです。
まずは3音・3音・2音といった小さなまとまりに分けて練習してみましょう。
左手の動きが安定したら、少しずつフレーズをつなげていきます。
ダウンピッキングだけで弾かなくてもよい
原曲らしい力強さを出すなら、ダウンピッキングを中心に弾くとかっこよくなります。
ただし、ギター初心者が最初からすべてダウンピッキングで弾こうとすると、右腕が力みやすくなります。
まずはオルタネイトピッキングを使って、正確なリズムで弾けるようにすることを優先して構いません。
慣れてきたら、ダウンピッキングだけでも弾けるか試してみましょう。
動画では私もイントロはオルタネイトピッキングで弾いています。
リフの最後には単音フレーズも登場する
イントロの区切りでは、2本の弦を同時に鳴らすリフから、単音で弾くフレーズへ切り替わります。
ここは右手の狙う弦が変わるため、初心者には少し難しいポイントです。
リフ全体を繰り返す前に、単音部分だけを切り取って練習すると弾きやすくなります。
Aメロはパワーコードとブリッジミュート
Aメロでは、パワーコードをブリッジミュートしながら弾きます。
中心となるコード進行は、次のような流れです。
B5 → E5 → G#5 → F#5
パワーコードは、基本的に同じ指の形を横へ移動するだけでコードを変えられます。
メジャーコードとマイナーコードで押さえ方を変える必要もないため、ロックギター初心者には特におすすめです。
ブリッジミュートは手の置き場所が重要
ブリッジミュートは、右手の小指側の側面をブリッジ付近の弦に軽く触れさせながら弾く奏法です。
手をネック側へ置きすぎると音が完全に消えてしまいます。
反対に、ブリッジに近すぎると普通に弾いた音とほとんど変わりません。
まずはパワーコードを鳴らしながら、右手を少しずつ前後に動かしてみてください。
「ズンズン」と音程を残しながら短く鳴る位置が見つかれば、そこがブリッジミュートしやすい場所です。
コードチェンジの瞬間に音を止める
Aメロをかっこよく弾くには、コードを押さえることだけでなく、音を止めるタイミングも大切です。
コードチェンジの直前に左手の力を少し抜き、余計な音が伸びないようにします。
左手を弦から完全に離すのではなく、弦に触れた状態で力だけを抜くのがポイントです。
Bメロとサビはパワーコードだけで簡略化してもよい
Bメロやサビでは、パワーコードに加えてバレーコードを使う部分があります。
バレーコードまで含めて原曲どおりに弾こうとすると、ギター初心者には難しく感じるかもしれません。
その場合は、最初からすべてを再現しなくても大丈夫です。
まずは通常のコードをパワーコードに置き換え、曲の流れを止めずに弾くことを目標にしましょう。
これは原曲の完全コピーではありませんが、曲に合わせて1曲通して弾く練習としては十分です。
パワーコードだけで弾けるようになった後に、少しずつバレーコードへ置き換えていけば、無理なくステップアップできます。
間奏のアルペジオを練習する
曲の途中には、コードを1音ずつ鳴らすアルペジオが登場します。
最初の数小節はコードの形を保ちながら弦を順番に弾き、最後に少しメロディーのような動きが加わります。
アルペジオでは、弾き終わった指をすぐに離さないことがポイントです。
指を離してしまうと、音が一つずつ途切れてしまいます。
コードの形をできるだけ保ち、前に弾いた音を少し残しながら次の弦を弾きましょう。
アルペジオで意識するポイント
- コードの形を崩さない
- 右手で狙う弦を確認する
- 音量をそろえる
- 急いで原曲テンポに合わせない
- 余計な弦を鳴らさない
最初は左手よりも、右手がどの弦を弾いているかを確認しながら練習するのがおすすめです。
初心者におすすめの練習順
「DEAR MY FRIEND」を最初から順番に練習すると、イントロで止まってしまう可能性があります。
次の順番で練習すると、1曲を弾けるようになるまでの道筋が分かりやすくなります。
1.パワーコードの形を覚える
最初にB5、E5、G#5、F#5など、曲で中心となるパワーコードを確認します。
まだブリッジミュートは使わず、普通に音を鳴らすだけで構いません。
2.Aメロをブリッジミュートで弾く
パワーコードの移動に慣れたら、右手を軽く弦に触れさせてブリッジミュートを加えます。
音の重さよりも、一定のリズムを保つことを優先しましょう。
3.Bメロとサビをパワーコードでつなぐ
バレーコードが難しい場合は、まずパワーコードだけでBメロとサビを練習します。
ここまで弾けるようになると、簡略版ながら曲の大部分を通して演奏できます。
4.イントロリフをゆっくり練習する
曲の流れを覚えてから、イントロリフに取り組みます。
原曲の50%から60%程度のスピードまで落とし、音とリズムを正確に確認しましょう。
5.アルペジオと細かいフレーズを加える
最後に間奏のアルペジオや単音フレーズを加えます。
最初から完璧なコピーを目指すのではなく、
パワーコードで1曲通す
↓
イントロリフを加える
↓
バレーコードとアルペジオを加える
という順番がおすすめです。
原曲どおりに弾きたい人はバンドスコアを活用しよう
この記事では、ギター初心者が練習しやすい順番と重要なポイントを中心に解説しています。
イントロ以外の細かいTAB譜や、曲全体の正確な構成を確認したい場合は、『MAKING THE ROAD』のバンドスコアを使うのがおすすめです。
Web上のTAB譜だけで練習するよりも、曲の構成、休符、細かいリズムまで確認しやすくなります。
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「DEAR MY FRIEND」だけでなく、「STAY GOLD」「BRAND NEW SUNSET」「STARRY NIGHT」なども練習できます。Hi-STANDARDの曲を複数コピーしたい人には、1曲ごとに楽譜を購入するより使いやすい一冊です。
難しい場合はもっと簡単な曲から始めよう
「DEAR MY FRIEND」は、パワーコードに慣れてきた初心者のステップアップ曲です。
イントロリフや原曲のテンポが難しく感じる場合は、もう少しシンプルな曲でパワーコードの移動に慣れてから戻ってきても構いません。
おすすめは次の曲です。
- 小さな恋のうた/MONGOL800
- リンダリンダ/THE BLUE HEARTS
- 曇天/DOES
簡単な曲を先に弾くことは、遠回りではありません。
一度「曲を最後まで弾けた」という感覚を作っておくと、「DEAR MY FRIEND」に再挑戦したときにも上達を感じやすくなります。
横山健さん本人に伝えられたDEAR MY FRIENDの思い出
僕がバンド活動をしていた頃、テレビ番組の企画で、Hi-STANDARDの横山健さんと若手バンドマンが対談する機会がありました。
そこで奇跡的に声をかけていただき、横山健さん本人に、
「自分が人生で初めて弾けるようになった曲がDEAR MY FRIENDです」
と伝えることができました。
中学生の頃には、この曲の歌詞カードを学校の机に貼るほど好きだったので、本人に直接伝えられたことは今でも忘れられません。
ギターを始めた頃には想像もしていなかった出来事です。
好きな曲を練習したことが、その後のバンド活動や人生につながっていく。
そんな経験があるからこそ、僕は初心者の人にも、基礎練習だけでなく、好きな曲に挑戦してほしいと思っています。
2026年には、この曲の歌詞とHi-STANDARDのバンドヒストリーを描いた『歌詞の本棚 DEAR MY FRIEND』も発売されました。
ギターだけでなく、この曲の世界観やHi-STANDARDの歩みをより深く味わいたい人におすすめです。
歌詞の本棚 DEAR MY FRIEND [ Hi-STANDARD ] 価格:2200円 |
「DEAR MY FRIEND」の歌詞とHi-STANDARDの歴史を、イラストとともに楽しめる一冊です。ギターを弾く人だけでなく、長年のHi-STANDARDファンへのプレゼントにも向いています。
DEAR MY FRIENDのギターに関するよくある質問
完全なギター初心者でも弾けますか?
ギターを買った直後に原曲どおり弾くのは少し難しいと思います。
まずはパワーコードの押さえ方とコードチェンジを練習し、サビやAメロのバッキングから挑戦するのがおすすめです。
パワーコードだけでも弾けますか?
細かいリフやアルペジオまで完全に再現することはできませんが、曲の骨格となる部分はパワーコード中心でも楽しめます。
最初は簡略版として1曲を通し、後からリフやバレーコードを加えていきましょう。
イントロはダウンピッキングだけで弾くべきですか?
必ずしもダウンピッキングだけで弾く必要はありません。
最初はオルタネイトピッキングで正確に弾き、右手に余裕が出てからダウンピッキングに挑戦しても大丈夫です。
ブリッジミュートの音が出ません
右手を弦に強く押しつけすぎている可能性があります。
ブリッジのすぐ近くに手の側面を軽く触れさせ、音程が少し残る位置を探してみてください。
TAB譜だけ見れば弾けますか?
TAB譜で押さえる場所は分かりますが、リズムや音の長さまでは読み取りにくいことがあります。
原曲や演奏動画を聴きながらTAB譜を見ると、フレーズを理解しやすくなります。
まとめ:DEAR MY FRIENDはパワーコードの次に挑戦したい曲
Hi-STANDARDの「DEAR MY FRIEND」は、完全初心者向けの簡単な曲ではありません。
しかし、パワーコードを覚えた人が、ブリッジミュート、複音リフ、バレーコード、アルペジオへ進むためのステップアップ曲として、とてもおすすめです。
練習するときは、次の順番を意識してみてください。
1.パワーコードを覚える
2.Aメロをブリッジミュートで弾く
3.Bメロとサビを簡略版でつなぐ
4.イントロリフを練習する
5.アルペジオや細かいフレーズを加える
最初から完璧に弾く必要はありません。
まずはパワーコードだけでも、曲に合わせて最後まで弾いてみてください。
僕自身も、この曲を初めて弾き切れたことが、その後のギター人生の大きな一歩になりました。
「自分にも1曲弾けた」
という感覚を、ぜひ「DEAR MY FRIEND」で味わってみてください。









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