ブリッジミュートのやり方|右手が疲れる原因と速く弾くコツ

ギターのこと

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「ブリッジミュートをすると音が出なくなる」

「原曲に合わせて弾こうとすると右手がすぐに疲れる」

「速く弾こうとすると、音もリズムもバラバラになる」

ロックギター初心者がつまずきやすい奏法のひとつが、ブリッジミュートです。

ブリッジミュートは、右手の側面を弦に軽く触れさせながら弾く奏法です。

うまくできると、

「ズンズンズン」

という、低く引き締まったロックらしい音を出せます。

ただし、右手を置く位置や力加減が少し違うだけで、音が完全に消えたり、普通に弾いた音とほとんど変わらなかったりします。

結論から言うと、ブリッジミュートのポイントは次の3つです。

  • ブリッジのすぐ手前に右手を置く
  • 弦を強く押さえつけない
  • ピックを深く当てず、小さな動きで弾く

この記事では、ブリッジミュートの基本的なやり方、右手が疲れる原因、速く弾くコツ、初心者向けの練習方法を順番に解説します。

  1. ブリッジミュートとは?
  2. ブリッジミュートの基本的なやり方
    1. 1.右手の小指側をブリッジ付近に置く
    2. 2.弦を軽く押さえながら鳴らす
    3. 3.音を聞きながら右手の位置を調整する
  3. ブリッジミュートがうまくできない主な原因
    1. 音が完全に消えてしまう
    2. 普通に弾いた音と変わらない
    3. 音がバラバラになる
  4. ブリッジミュートで右手が疲れる原因
    1. ピックを強く握っている
    2. ピックを弦に深く当てている
    3. 強い音を出そうとしすぎている
    4. 腕全体を大きく動かしている
    5. 最初から原曲の速さで弾いている
  5. ブリッジミュートを速く弾くコツ
    1. ピックの動きを小さくする
    2. 力を抜いた状態を覚える
    3. ダウンピッキングにこだわりすぎない
    4. テンポを少しずつ上げる
  6. 1日5分でできるブリッジミュート練習
    1. 1分目:6弦の開放弦を鳴らす
    2. 2分目:一定のリズムで弾く
    3. 3分目:8分音符で弾く
    4. 4分目:パワーコードを押さえる
    5. 5分目:2つのパワーコードを移動する
  7. ブリッジミュートの練習におすすめの曲
    1. 小さな恋のうた/MONGOL800
    2. 風の日/ELLEGARDEN
    3. DEAR MY FRIEND/Hi-STANDARD
  8. ブリッジミュートの練習では歪ませすぎない
  9. ブリッジミュートについてよくある質問
    1. ブリッジミュートはどの弦でもできますか?
    2. ブリッジミュートと左手のミュートは違いますか?
    3. 右手はギターに固定した方がよいですか?
    4. 毎日どれくらい練習すればよいですか?
  10. まとめ:ブリッジミュートは位置・力加減・小さな動きが大切

ブリッジミュートとは?

ブリッジミュートとは、ギターのブリッジ付近に右手の側面を軽く触れさせながら弦を弾く奏法です。

英語では「パームミュート」と呼ばれることもあります。

音を完全に消すのではなく、弦の振動を少し抑えて、

  • 音を短くする
  • 低音を引き締める
  • リズムに勢いを出す
  • 歪ませた音をはっきり聞かせる

という効果があります。

パンク、メロコア、ロックなどでは特によく使われる奏法です。

パワーコードと組み合わせると、簡単なコード進行でも一気にロックらしい演奏になります。

ブリッジミュートの基本的なやり方

1.右手の小指側をブリッジ付近に置く

まず、ピックを持った右手の小指側を弦の上に置きます。

右手を置く場所は、ギターのブリッジからネック側へ少し進んだところです。

弦が固定されている部分のすぐ近く、と考えると分かりやすいと思います。

最初から正確な位置を探そうとしなくても大丈夫です。

右手を置いた状態で6弦を弾きながら、少しずつ手の位置を動かしてみてください。

2.弦を軽く押さえながら鳴らす

右手を置いたら、そのまま6弦をピックで弾いてみます。

このとき、右手で弦を強く押さえつける必要はありません。

弦の振動に軽く触れるくらいで十分です。

うまくできると、

「ジャーン」

という長く伸びる音ではなく、

「ズン」

という短く引き締まった音になります。

3.音を聞きながら右手の位置を調整する

ブリッジミュートは、右手を置く位置によって音が大きく変わります。

ブリッジに近すぎる場合は、普通に弾いた音とあまり変わりません。

反対にネック側へ行きすぎると、弦の振動を止めすぎて音程が分からなくなります。

数ミリ動かすだけでも音が変わるので、

  • 音程が聞き取れる
  • 音が短く切れている
  • 低音に「ズン」という重さがある

という位置を探してみてください。

ブリッジミュートがうまくできない主な原因

音が完全に消えてしまう

音がほとんど出ない場合は、右手で弦を押さえすぎている可能性があります。

また、右手をネック側へ置きすぎている場合も、弦の振動が止まりやすくなります。

右手の位置を少しブリッジ側へ戻し、弦に触れる力を弱くしてみてください。

普通に弾いた音と変わらない

音が長く伸びてしまう場合は、右手がブリッジに近すぎるか、弦にほとんど触れていない可能性があります。

右手をネック側へ数ミリ動かし、弦に触れる面積を少し増やします。

一気に大きく動かすのではなく、音を聞きながら少しずつ調整しましょう。

音がバラバラになる

弦によってミュートの強さが変わる場合は、右手が安定していない可能性があります。

最初はコードを移動させず、6弦の開放弦だけを使って練習してみてください。

右手の位置が安定してから、パワーコードを押さえて弾く方が分かりやすいです。

ブリッジミュートで右手が疲れる原因

ブリッジミュートを続けていると、右手や腕が疲れることがあります。

多少の疲労は自然ですが、数秒弾いただけで腕が動かなくなる場合は、必要以上に力が入っている可能性があります。

ピックを強く握っている

初心者の方は、ピックを落とさないように強く握りやすいです。

しかし、ピックを強く握ると、指だけでなく手首や腕にも力が入ります。

ピックが簡単に落ちない程度の力で持ち、指先以外はできるだけリラックスさせましょう。

ピックを弦に深く当てている

ピックが弦に深く入りすぎると、弦の抵抗が大きくなります。

その状態で速く弾こうとすると、右手に大きな負担がかかります。

弦に当てるのは、ピックの先端2〜3ミリ程度を目安にしてください。

ピックを少し斜めに当てると、弦の上を滑りやすくなります。

強い音を出そうとしすぎている

ロックらしい力強い音を出そうとして、右手に力を入れすぎることがあります。

しかし、ギターの音量や歪みはアンプでも作れます。

右手で弦を強く叩き続ける必要はありません。

「強く弾く」よりも「小さな動きで一定に弾く」ことを意識しましょう。

腕全体を大きく動かしている

速いブリッジミュートを腕全体で弾くと、すぐに疲れてしまいます。

肘や肩を大きく動かすのではなく、手首を中心とした小さな動きで弾きます。

手首だけを固める必要もありません。

手首と前腕を自然に使いながら、ピックの移動距離を小さくすることがポイントです。

最初から原曲の速さで弾いている

原曲に合わせて弾こうとすると、フォームが崩れて力みやすくなります。

速く弾けないときは、技術が足りないというより、現在のフォームで処理できる速さを超えている場合があります。

まずは原曲の50%程度から練習し、余裕を持って弾ける速度を探しましょう。

右手に痛みやしびれが出た場合は、無理に続けず練習を中断してください。

ブリッジミュートを速く弾くコツ

ピックの動きを小さくする

速く弾くために最も重要なのは、右手を速く振り回すことではありません。

ピックが動く距離を小さくすることです。

弦を弾いた後にピックが大きく離れると、次の音を弾くまでの移動距離が長くなります。

弦の表面を軽くなでるような感覚で、コンパクトに動かしましょう。

力を抜いた状態を覚える

力を抜くことは、単に弱く弾くという意味ではありません。

必要な瞬間だけピックを弦に当て、それ以外は余計な力を使わないということです。

まずは6弦をゆっくり弾きながら、

  • 肩が上がっていないか
  • 肘が固まっていないか
  • ピックを強く握っていないか
  • 手首が不自然に曲がっていないか

を確認してください。

ダウンピッキングにこだわりすぎない

ロックでは、すべてダウンピッキングで弾くことで力強さが出る場合があります。

ただし、初心者が最初から速い曲をすべてダウンで弾くのは大変です。

右手が追いつかない場合は、ダウンとアップを交互に使うオルタネイトピッキングで練習しても構いません。

まずは曲を止めずに最後まで弾けることを優先し、余裕が出てからダウンピッキングに挑戦しましょう。

テンポを少しずつ上げる

メトロノームや動画の速度変更機能を使って、次の順番で練習します。

  1. 原曲の50%で弾く
  2. 力まずに弾けたら60%に上げる
  3. 70%で30秒間続ける
  4. 疲れたら一度速度を戻す
  5. 5%ずつ原曲速度へ近づける

途中でフォームが崩れた場合は、その速度が現在の限界です。

無理に速度を上げるより、余裕を持って弾けるテンポを繰り返す方が上達しやすくなります。

1日5分でできるブリッジミュート練習

1分目:6弦の開放弦を鳴らす

まずは6弦だけを使います。

普通に弾いた音とブリッジミュートした音を交互に鳴らし、音の違いを確認します。

2分目:一定のリズムで弾く

メトロノームをゆっくりしたテンポに設定し、1拍につき1回ずつ弾きます。

右手の位置と音量が変わらないように意識してください。

3分目:8分音符で弾く

次に、1拍につき2回弾きます。

最初はダウンとアップを交互に使って構いません。

「ズンズンズンズン」と均等に聞こえることを目標にします。

4分目:パワーコードを押さえる

6弦3フレットをルートにしたG5など、押さえやすいパワーコードを使います。

コードを移動させず、ひとつの形だけでブリッジミュートを続けてみましょう。

5分目:2つのパワーコードを移動する

最後に、G5からA5など、形を崩さず横へ移動できる2つのコードを使います。

速さよりも、

  • ミュートの強さ
  • コードを移動するタイミング
  • 右手のリズム

をそろえることを優先してください。

ブリッジミュートの練習におすすめの曲

小さな恋のうた/MONGOL800

「小さな恋のうた」は、パワーコードとブリッジミュートを一緒に練習できる定番曲です。

特に歌い出しはテンポが速く、ダウンピッキングだけで弾こうとすると右手が疲れやすい部分です。

最初は速度を落とすか、オルタネイトピッキングを使って練習してみてください。

風の日/ELLEGARDEN

「風の日」では、Aメロや2番のAメロでブリッジミュートを使います。

速さだけでなく、ブリッジミュート部分と音を伸ばす部分を弾き分ける練習にも向いています。

DEAR MY FRIEND/Hi-STANDARD

パワーコード、ブリッジミュート、速いピッキングをまとめて練習できる曲です。

完全な初心者には少し難しいため、「小さな恋のうた」などで基本に慣れてから挑戦するのがおすすめです。

ブリッジミュートの練習では歪ませすぎない

ブリッジミュートは、アンプで音を歪ませるとロックらしい迫力が出ます。

ただし、歪ませすぎると余計な弦の音やピッキングのズレが分かりにくくなります。

最初は、

  • GAIN:4〜5程度
  • BASS:5程度
  • MIDDLE:5〜6程度
  • TREBLE:5程度

を出発点にして、音が潰れない範囲で調整してみてください。

自宅で練習する場合は、小音量でも歪みを作れて、ヘッドホンを接続できる小型アンプが便利です。

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ブリッジミュートについてよくある質問

ブリッジミュートはどの弦でもできますか?

どの弦でもできますが、ロックでは主に6弦・5弦などの低音弦で使われます。

最初は6弦だけで練習し、慣れてからパワーコードに取り入れると分かりやすいです。

ブリッジミュートと左手のミュートは違いますか?

違います。

ブリッジミュートは、右手をブリッジ付近に置いて音を短くする奏法です。

左手のミュートは、不要な弦を鳴らさないために指を軽く触れさせる方法です。

パワーコードをきれいに弾くには、両方のミュートが必要になります。

右手はギターに固定した方がよいですか?

完全に固定する必要はありません。

弦に触れる位置は安定させますが、手首や腕まで固めると速く弾きにくくなります。

右手の位置を保ちながら、ピッキングに必要な部分は自然に動かしましょう。

毎日どれくらい練習すればよいですか?

初心者は1日5分程度でも十分です。

疲れた状態で無理に続けるとフォームが崩れやすいため、短時間でも力まずに弾くことを優先してください。

まとめ:ブリッジミュートは位置・力加減・小さな動きが大切

ブリッジミュートは、パワーコードをロックらしく聞かせるために欠かせない奏法です。

うまくできないときは、次のポイントを確認してください。

  • 右手をブリッジのすぐ手前に置く
  • 弦を強く押さえつけない
  • ピックを深く当てすぎない
  • 肩や肘に力を入れない
  • ピックの動きを小さくする
  • 原曲より遅いテンポから始める
  • ダウンピッキングにこだわりすぎない

最初は、右手の位置を数ミリ調整するだけでも音が大きく変わります。

いきなり速く弾こうとせず、まずは6弦の開放弦で「ズン」という音を安定して出せるようにしましょう。

ブリッジミュートに慣れてきたら、「小さな恋のうた」などの実際の曲に合わせて練習してみてください。

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