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Hi-STANDARD(ハイスタ)の曲には、イントロを聴いた瞬間にギターを持ちたくなるような、かっこいいリフがたくさんあります。
パワーコードを高速で刻むフレーズ、2本の弦を使ったメロディックなリフ、重く歯切れのよいブリッジミュートなど、ロックギターに必要な要素が詰まっています。
ただし、実際に弾いてみると、
- テンポが速くて右手が追いつかない
- パワーコードの移動が間に合わない
- 余計な弦まで鳴ってしまう
- 原曲のようなタイトなリズムにならない
と感じる人も多いのではないでしょうか。
私自身、ギターを始めて、初めて1曲通して弾けるようになったのが、Hi-STANDARDの「DEAR MY FRIEND」でした。
その後のバンド活動やギター講師経験を通しても、ハイスタの曲にはロックギターの基礎と、初心者から一歩先へ進むための要素が詰まっていると感じます。
今回は、実際に演奏したメドレー動画の10曲をもとに、それぞれのギターリフの特徴、難易度、かっこよく弾くためのポイントを紹介します。
- Hi-STANDARDのかっこいいギターリフ10曲一覧
- 1.MAXIMUM OVERDRIVE|高速パワーコードをタイトに刻む
- 2.SUMMER OF LOVE|歯切れのよい裏打ちリフ
- 3.WAIT FOR THE SUN|6/8拍子のズンズン感が気持ちいい
- 4.CLOSE TO ME|滑らかな複音フレーズ
- 5.SUNSHINE BABY|重さとキレのあるブリッジミュート
- 6.DEAR MY FRIEND|メロコアらしい定番の複音リフ
- 7.STAY GOLD|高速フレーズと弦移動が難しい
- 8.MOSH UNDER THE RAINBOW|3連のシャッフルを身体で感じる
- 9.MY FIRST KISS|鳴らす弦を正確に切り替える
- 10.ALL GENERATIONS|高速BPMで複数の奏法を弾き分ける
- ハイスタのギターリフで身につく奏法
- ギター初心者はどの曲から練習する?
- Hi-STANDARDらしい音を出すポイント
- 原曲どおりに練習するならバンドスコアも活用しよう
- Hi-STANDARDのギターに関するよくある質問
- まとめ|好きなハイスタのリフから練習しよう
Hi-STANDARDのかっこいいギターリフ10曲一覧
今回紹介するのは、次の10曲です。
| 曲名 | リフ難易度 | 主な練習要素 |
|---|---|---|
| MAXIMUM OVERDRIVE | ★★★★☆ | 高速パワーコード・リズムキープ |
| SUMMER OF LOVE | ★★★☆☆ | パワーコード・裏打ちリフ |
| WAIT FOR THE SUN | ★★★★☆ | 6/8拍子・ダウンピッキング |
| CLOSE TO ME | ★★★☆☆ | 2・3弦の複音フレーズ |
| SUNSHINE BABY | ★★★★☆ | 重く歯切れのよいブリッジミュート |
| DEAR MY FRIEND | ★★★☆☆ | 複音リフ |
| STAY GOLD | ★★★★★ | 高速フレーズ・弦移動 |
| MOSH UNDER THE RAINBOW | ★★★☆☆ | 3連・シャッフルのリズム |
| MY FIRST KISS | ★★★☆☆ | 複音フレーズ・弦の弾き分け |
| ALL GENERATIONS | ★★★★☆ | 高速ピッキング・複数奏法の切り替え |
※難易度は、動画で演奏しているリフを原曲に近いテンポで弾く場合の目安です。曲全体の難易度とは異なる場合があります。
1.MAXIMUM OVERDRIVE|高速パワーコードをタイトに刻む
難易度:★★★★☆
「MAXIMUM OVERDRIVE」のリフのかっこよさは、速いテンポの中で次々と移動していくパワーコードと、タイトなリズムにあります。
コードの形自体は複雑ではありませんが、左手の移動と右手のピッキングを同時に合わせる必要があります。
勢いだけで弾こうとすると、コードチェンジの瞬間に音が途切れたり、逆に余計な音が残ったりします。
まずは原曲よりもかなりテンポを落として、
- パワーコードの形を崩さない
- コードが変わる瞬間に音を止める
- 右手の振り幅を大きくしすぎない
- メトロノームに対して走らない
という点を確認しましょう。
速さよりも、左右の手が同じタイミングで動いていることが重要です。
パワーコードの基本から確認したい人は、こちらの記事も参考にしてください。
2.SUMMER OF LOVE|歯切れのよい裏打ちリフ
難易度:★★★☆☆
「SUMMER OF LOVE」は、重みのあるパワーコードから始まり、1・2・3弦を使った軽い裏打ちのリフへと展開します。
このリフは音を正しく押さえるだけでなく、歯切れのよさとリズムの軽快さが大切です。
音を長く伸ばしすぎると、原曲のような軽快感がなくなってしまいます。
左手で音を短く切りながら、裏拍のタイミングをそろえましょう。身体や足で一定の拍を取り、その間にリフを入れる感覚で練習するとリズムをつかみやすくなります。
パワーコードの力強さと、高音弦リフの軽さ。この対比が「SUMMER OF LOVE」のかっこいいポイントです。
3.WAIT FOR THE SUN|6/8拍子のズンズン感が気持ちいい
難易度:★★★★☆
「WAIT FOR THE SUN」は、6/8拍子の中で3連符をダウンピッキングするブリッジミュートフレーズが印象的です。
「タタタ・タタタ」というリズムを感じながら、跳ねるように演奏します。
ダウンピッキングが続くため、今回の10曲の中でも右手がきつくなりやすいフレーズです。
力いっぱい弦を叩くのではなく、
- ピックを弦に深く入れすぎない
- 手首と腕を固めない
- 右手の動きをできるだけ小さくする
- 6音を均等に並べる
- 大きな2拍の流れを感じる
ことを意識しましょう。
ブリッジミュートが浅すぎると普通のパワーコードに近くなり、強く押さえすぎると音程が消えてしまいます。
重さを残しながら「ズンズン」と短く鳴る位置を探すことがポイントです。
4.CLOSE TO ME|滑らかな複音フレーズ
難易度:★★★☆☆
「CLOSE TO ME」では、2弦と3弦を使ったメロディックな複音フレーズが登場します。
2本の弦を同時に鳴らしながら音が動いていくため、単音リフとは違った厚みとメロディーを感じられるフレーズです。
このリフをかっこよく弾くには、速さよりも滑らかさを意識しましょう。
指を必要以上に指板から離すと、次の音へ移動するときにフレーズが途切れてしまいます。できるだけ指板の近くで指を動かし、2本の弦を同じくらいの音量で鳴らします。
ピックを深く入れすぎず、2本の弦を軽くなでるように弾くと、音量をそろえやすくなります。
5.SUNSHINE BABY|重さとキレのあるブリッジミュート
難易度:★★★★☆
「SUNSHINE BABY」は、重みとキレの両方を感じられるブリッジミュートのリフが特徴です。
ブリッジミュートは、ただ音を小さくする奏法ではありません。
音程を残しながら短く切ることで、パンクやメロコアらしい「ズクズク」とした迫力が生まれます。
このリフでは、一音ずつの重さを出しつつ、音がだらしなく伸びないようにすることが大切です。
音が軽い場合は右手の位置を少しネック側へ、音が完全に消えてしまう場合はブリッジ側へ少しずつ動かしてみましょう。
自分のギターで最も重く、歯切れよく鳴る位置を探すことが上達への近道です。
6.DEAR MY FRIEND|メロコアらしい定番の複音リフ
難易度:★★★☆☆
「DEAR MY FRIEND」のイントロでは、2弦と3弦を使ったメロディックな複音フレーズが登場します。
力強いパワーコードだけでなく、歌うようなギターリフが入ることで、ハイスタらしいメロディックな雰囲気が生まれています。
このような2本の弦を同時に鳴らすフレーズは、メロコアやパンク系のギターでもよく使われます。
練習するときは、
- 2弦と3弦を均等に鳴らす
- 余計な1弦や4弦を鳴らさない
- 指を指板から離しすぎない
- リズムを小さなまとまりに分ける
という点を意識しましょう。
「DEAR MY FRIEND」は、私がギターを始めて初めて1曲通して弾けるようになった曲でもあります。
イントロだけでなく、パワーコード、ブリッジミュート、アルペジオまで詳しく練習したい人は、こちらの記事をご覧ください。
7.STAY GOLD|高速フレーズと弦移動が難しい
難易度:★★★★★
「STAY GOLD」は、Hi-STANDARDを代表するギターリフのひとつです。
2・3・4弦を中心に音が高速で動き、右手で狙う弦を次々と切り替えていきます。
ギター初心者にとっては、今回の10曲の中でも難易度の高いフレーズです。
左手の押さえる場所を覚えても、右手が違う弦を弾いてしまうとフレーズが滑らかにつながりません。
最初からイントロ全体を弾こうとせず、数音ずつに区切って練習しましょう。
左手だけでフレーズを確認した後、右手だけで弦移動を練習し、最後に両手を合わせます。
原曲テンポにこだわらず、ゆっくりでも音を間違えずに弾ける状態を作ることが大切です。
「STAY GOLD」のコード進行や、曲の最後に行われる転調についてはこちらで解説しています。
8.MOSH UNDER THE RAINBOW|3連のシャッフルを身体で感じる
難易度:★★★☆☆
「MOSH UNDER THE RAINBOW」のポイントは、跳ねるような3連のシャッフルリズムです。
押さえる場所だけを覚えても、リズムが直線的になると原曲らしいノリが出ません。
まずはギターを持たずに、曲に合わせて足や手で大きな拍を取ってみましょう。
身体の中で3連の流れを感じられるようになってからギターを持つと、フレーズのタイミングを合わせやすくなります。
メトロノームだけでは分かりにくい場合は、原曲や演奏動画に合わせ、リズムを口ずさみながら練習するのもおすすめです。
「速く弾く」よりも「跳ねたリズムに乗る」ことを優先しましょう。
この曲のコード進行や音楽理論については、こちらの記事でも解説しています。
9.MY FIRST KISS|鳴らす弦を正確に切り替える
難易度:★★★☆☆
「MY FIRST KISS」は、ブリッジミュートから始まり、2・3・4弦を中心に鳴らす弦を切り替えていきます。
フレーズ自体を覚えても、隣の弦を一緒に鳴らしてしまうと音が濁りやすいため、右手の正確さが重要です。
最初はテンポを落とし、右手がどの弦を弾いているかを目で確認しながら練習しましょう。
ピックを弦に深く入れすぎると、弦移動のたびに引っかかりやすくなります。ピックの先端を使い、小さな動きで弾くと滑らかにつながります。またスライドを使って、フレーズを滑らかに繋げましょう。
鳴らさない弦には左手や右手で軽く触れ、余計な音が出ないようにすることもポイントです。
10.ALL GENERATIONS|高速BPMで複数の奏法を弾き分ける
難易度:★★★★☆
「ALL GENERATIONS」は、非常に速いBPMの中で、2・3弦を使ったフレーズ、パワーコード、単音を次々と弾き分けます。
今回紹介した10曲の中でも、難易度は高めです。
右手に力が入っていると、途中で腕が疲れ、ピッキングが遅れやすくなります。
速い曲ほど力強く弾きたくなりますが、実際には力を抜き、ピックの動きを小さくした方がタイトに刻めます。
まずはフレーズを、
- 2・3弦を使う部分
- パワーコード部分
- 単音部分
に分け、それぞれを単独で練習しましょう。
個別に弾けるようになったら、奏法が切り替わる前後だけを繰り返します。
この曲では、一つひとつのフレーズ以上に、違う奏法へ瞬時に切り替えることが難しいポイントです。
ハイスタのギターリフで身につく奏法
今回の10曲を練習すると、ロックやパンクで使われるさまざまな奏法を身につけられます。
| 奏法・要素 | 練習に向いている曲 |
|---|---|
| 高速パワーコード | MAXIMUM OVERDRIVE、ALL GENERATIONS |
| ブリッジミュート | WAIT FOR THE SUN、SUNSHINE BABY、MY FIRST KISS |
| 複音フレーズ | CLOSE TO ME、DEAR MY FRIEND |
| 高速の弦移動 | STAY GOLD、ALL GENERATIONS |
| 3連・シャッフル | WAIT FOR THE SUN、MOSH UNDER THE RAINBOW |
| 裏打ちのリズム | SUMMER OF LOVE |
| タイトなリズムキープ | MAXIMUM OVERDRIVE、ALL GENERATIONS |
ハイスタの曲は「パワーコードだけだから簡単」と思われることもあります。
しかし、実際にかっこよく弾くためには、速さだけでなく、音を止めるタイミング、余計な弦のミュート、右手の力加減などが重要です。
ギター初心者はどの曲から練習する?
今回のメドレー部分から練習するなら、まずは次の3曲が候補です。
- MY FIRST KISS
- DEAR MY FRIEND
- SUMMER OF LOVE
ただし、どの曲も最初から原曲テンポで弾く必要はありません。
おすすめの練習手順は次のとおりです。
- 好きなリフをひとつ選ぶ
- 2〜4小節程度に区切る
- 原曲の50〜60%程度までテンポを落とす
- 音とリズムを間違えずに5回続けて弾く
- テンポを少しずつ上げる
- 最後に原曲や動画に合わせる
最初から1曲を完璧にコピーしようとすると、難しいイントロで止まってしまうことがあります。
まずは好きなリフをひとつ弾けるようにするだけでも十分です。
「このフレーズが弾けた」という小さな成功体験を作り、少しずつ演奏できる部分を増やしていきましょう。
Hi-STANDARDらしい音を出すポイント
ハイスタのギターリフを練習するときは、ある程度歪ませたロックサウンドがおすすめです。
ただし、歪ませすぎると余計な弦の音やピッキングのズレが分かりにくくなります。
最初は、
- 歪みは中程度
- ブリッジ側のピックアップを使う
- 低音を出しすぎない
- 中域を削りすぎない
- 音が潰れないようにする
という設定から試してみましょう。
パワーコードとブリッジミュートがはっきり聞こえる程度の歪みにすると、練習中のミスにも気づきやすくなります。
自宅でロック系のギターを練習しやすいアンプは、こちらの記事で比較しています。
原曲どおりに練習するならバンドスコアも活用しよう
演奏動画では、各曲の特徴的なギターリフを中心に紹介しています。
曲全体の構成や細かいリズム、休符、コード進行まで確認したい場合は、原曲を聴きながらバンドスコアを使うのがおすすめです。
特にHi-STANDARDの曲は、同じパワーコードが続いているように聞こえても、細かい休符やアクセントによって疾走感が作られています。
動画で全体の雰囲気を確認し、バンドスコアで細部を確認すると練習しやすくなります。
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Hi-STANDARDのギターに関するよくある質問
ハイスタの曲はギター初心者でも弾けますか?
パワーコードや、短いリフだけなら初心者でも挑戦できます。
ただし、原曲テンポで細かいフレーズまで再現する場合は、初心者には難しい曲も多くあります。最初はテンポを落とし、好きな部分だけを練習しても構いません。
最初からダウンピッキングだけで弾くべきですか?
必ずしもダウンピッキングだけで弾く必要はありません。
速い曲で右手が追いつかない場合は、まずオルタネイトピッキングで正確なリズムを身につけましょう。慣れてからダウンピッキングに挑戦しても遅くありません。
速いフレーズはどのくらいのテンポから練習しますか?
まずは原曲の50〜60%程度がおすすめです。
ゆっくりでも間違えている場合は、そのままテンポを上げても安定しません。正確に数回続けて弾けたら、少しずつテンポを上げていきましょう。
ブリッジミュートで右手が疲れるのはなぜですか?
ピックを強く握りすぎている、弦に深く入れすぎている、右腕全体に力が入っている可能性があります。
速いフレーズほど力を抜き、小さな動きで弾くことが重要です。痛みが出る場合は無理に続けず、一度手を休めましょう。
まとめ|好きなハイスタのリフから練習しよう
今回は、Hi-STANDARDのかっこいいギターリフを10曲紹介しました。
ハイスタのギターは、パワーコードを速く弾くだけではありません。
- 歯切れのよいブリッジミュート
- 2本の弦を使ったメロディックなリフ
- 3連やシャッフルの跳ねるリズム
- 高速での弦移動
- 音を止めるタイミング
- 力を抜いた正確なピッキング
など、ロックギターの上達につながる要素が詰まっています。
初心者は、最初から10曲すべてを弾こうとしなくても大丈夫です。
動画を見て「このリフを弾いてみたい」と感じた曲をひとつ選び、ゆっくりしたテンポから挑戦してみてください。
好きなリフをひとつ弾けるようになることが、次の曲へ進むきっかけになります。







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