子どもでも弾けるギターの簡単な曲7選|指1本・単音から始めよう

ギターのこと

「子どもがギターを始めたけれど、どんな曲を練習すればいい?」

「手が小さくても弾ける、簡単な曲を知りたい」

そんな方に向けて、子どものギター初心者におすすめの簡単な曲を7曲紹介します。

私は現在ギター講師として、初心者や子どもにギターを教えています。

子どもにギターを教えるとき、最初からコードをきれいに押さえさせる必要はありません。

まずは、

  • 開放弦を鳴らす
  • 人差し指1本で弦を押さえる
  • 知っているメロディーを単音で弾く

このくらいから始めて大丈夫です。

最初の目標は「上手に演奏すること」ではなく、子ども自身が「ギターから音が出た」「知っている曲になった」と感じることです。

この記事では、ほとんど弦を押さえずに弾ける曲から、簡単なコード弾きへ進むまでのおすすめ順で紹介します。

  1. 子どものギター初心者におすすめの簡単な曲一覧
  2. 子どもはコードより単音から始めて大丈夫
  3. 1.ゆかいな牧場|ほとんど開放弦で弾ける
    1. 『ゆかいな牧場』がおすすめの子
  4. 2.きらきら星|最初の単音メロディーにおすすめ
    1. 『きらきら星』がおすすめの子
  5. 3.かえるのうた|繰り返しが多く覚えやすい
    1. 『かえるのうた』がおすすめの子
  6. 4.チューリップ|短いフレーズをつなぐ練習になる
    1. 『チューリップ』がおすすめの子
  7. 5.メリーさんのひつじ|指を順番に動かす練習におすすめ
    1. 『メリーさんのひつじ』がおすすめの子
  8. 6.ハッピーバースデー|家族に聴かせる目標が作れる
    1. 『ハッピーバースデー』がおすすめの子
  9. 7.Stand By Me|簡単なコード弾きへのステップアップ
    1. 『Stand By Me』がおすすめの子
  10. どの曲から練習すればいい?
    1. まだ弦を押さえられない
    2. 人差し指1本なら使えそう
    3. 短い曲を1曲弾けるようになった
    4. ギターらしくジャカジャカ弾きたい
  11. 子ども向けギター練習の進め方
    1. ステップ1:ギターを持たずに曲を歌う
    2. ステップ2:1音だけ鳴らす
    3. ステップ3:2〜4音の短い部分を弾く
    4. ステップ4:歌いながら弾く
  12. 子どもがギターを続けやすくなる5つのポイント
    1. 練習時間は1〜5分でも十分
    2. その日の目標は1つだけにする
    3. 一度にすべてを直さない
    4. 親御さんも一緒に楽しむ
    5. 飽きたらその日は終わりにする
  13. 子ども用ギターはサイズと持ちやすさで選ぶ
    1. アコースティックギターが向いている子
    2. エレキギターが向いている子
  14. 子どものギター初心者についてよくある質問
    1. 子どもは何歳からギターを始められますか?
    2. 親がギターを弾けなくても教えられますか?
    3. アコギとエレキはどちらがおすすめですか?
    4. 毎日練習しないと上達しませんか?
    5. 弦をうまく押さえられない場合はどうすればいいですか?
  15. まとめ|最初は指1本で1音鳴らせれば十分

子どものギター初心者におすすめの簡単な曲一覧

今回紹介する7曲を、難易度と練習内容で比較すると次のようになります。

おすすめ順難易度主な弾き方身につくこと
1ゆかいな牧場とてもやさしい開放弦・指1本右手で弦を狙う
2きらきら星とてもやさしい単音・指1本音を順番に弾く
3かえるのうたとてもやさしい単音・繰り返しリズムと反復
4チューリップやさしい単音短いフレーズをつなぐ
5メリーさんのひつじやさしい単音指を順番に動かす
6ハッピーバースデーやさしい単音少し長いメロディー
7Stand By Me次のステップ簡単コードコードチェンジとストローク

この順番は、あくまで難易度を基準にした目安です。

子どもが特に好きな曲や、普段から歌っている曲があれば、その曲から始めても構いません。

「弾いてみたい」という気持ちは、練習の難易度以上に大切です。

子どもはコードより単音から始めて大丈夫

一般的なギター教本では、C、G、Amなどのコードから練習することがあります。

しかし、子どもにとってコードは簡単ではありません。

コードを鳴らすには、

  • 複数の指を同時に使う
  • 狙った弦を正確に押さえる
  • 隣の弦に指が触れないようにする
  • 左手で押さえながら右手を動かす

といった、いくつもの動作が必要だからです。

手が小さい子どもは、弦を押さえるだけでも疲れてしまいます。

そこで最初は、コードではなく1本の弦を鳴らす「単音弾き」がおすすめです。

人差し指1本でも、知っているメロディーが少し弾けるだけで、子どもは「曲が弾けた」と感じられます。

コードは、単音でギターを楽しめるようになってから挑戦しても遅くありません。

1.ゆかいな牧場|ほとんど開放弦で弾ける

初めてギターを触る子どもに、まずおすすめしたいのが『ゆかいな牧場』です。

この曲は、メロディーのほとんどを開放弦で弾くことができます。

開放弦とは、左手で弦を押さえず、そのまま鳴らす音のことです。

左手で押さえる場所も、

  • 4弦2フレット
  • 3弦2フレット

の2か所だけです。

最初はどちらも人差し指で押さえて構いません。

まだ弦を押さえるのが難しい場合は、開放弦の音だけを弾いても大丈夫です。右手で狙った弦を鳴らす練習になります。

『ゆかいな牧場』がおすすめの子

  • 今日初めてギターに触る
  • まだ弦を押さえられない
  • 左手と右手を同時に動かすのが難しい
  • 歌いながら楽しく練習したい

詳しいTAB譜と練習方法は、こちらの記事で紹介しています。

2.きらきら星|最初の単音メロディーにおすすめ

『きらきら星』も、子どもの最初の練習曲としておすすめです。

多くの子どもがメロディーを知っているため、自分が弾いた音が合っているかを耳で判断しやすいというメリットがあります。

最初から複数の指を使う必要はありません。弦を押さえる音は、すべて人差し指で弾いても大丈夫です。

まずは曲全体ではなく、最初の短い部分だけを練習してみましょう。

数音でも知っているメロディーになれば、十分な成功体験になります。

『きらきら星』がおすすめの子

  • 知っている曲から始めたい
  • 人差し指1本で練習したい
  • 音を順番に弾く練習をしたい
  • 親子で歌いながら弾きたい

詳しい弾き方はこちらの記事で解説しています。

3.かえるのうた|繰り返しが多く覚えやすい

同じようなフレーズを繰り返しながら練習したい場合は、『かえるのうた』がおすすめです。

メロディーの流れを覚えやすく、短い時間でも曲らしさを感じられます。

最初は人差し指1本で、1音ずつ確認しながら弾きましょう。

慣れてきたら、親子で前半と後半を交互に弾く遊び方もできます。

「次はどの音?」とクイズ形式にするのもおすすめです。

『かえるのうた』がおすすめの子

  • 繰り返しのある曲が好き
  • 短いフレーズを覚える練習がしたい
  • 親子で交互に弾いてみたい
  • リズム感も少しずつ身につけたい

TAB譜と親子でできる練習方法は、こちらの記事で紹介しています。

4.チューリップ|短いフレーズをつなぐ練習になる

『チューリップ』は、単音弾きに少し慣れてきた子どもにおすすめです。

メロディーがシンプルで、複雑なテンポの変化もありません。

最初は1音ずつ弾き、慣れてきたら2音、3音と少しずつつなげていきましょう。

曲全体を一度に練習する必要はありません。最初のフレーズだけでも、知っている曲として伝われば十分です。

『チューリップ』がおすすめの子

  • 単音を少し弾けるようになった
  • 短いフレーズをつなげたい
  • 弦やフレットの移動に慣れたい
  • 普段から童謡をよく歌っている

詳しいTAB譜と練習手順はこちらです。

5.メリーさんのひつじ|指を順番に動かす練習におすすめ

『メリーさんのひつじ』は、隣り合う音の動きが多く、左手の指を順番に動かす練習に向いています。

最初は人差し指1本で弾き、慣れてきたら人差し指と中指を使い分けてみましょう。

ただし、無理に正しい指使いへ直す必要はありません。

子どもが人差し指1本の方が弾きやすい場合は、そのままで大丈夫です。

まずは音を順番に鳴らし、メロディーに聞こえるところまでを目標にしましょう。

『メリーさんのひつじ』がおすすめの子

  • 人差し指1本で曲を弾けるようになった
  • 2本の指を使う練習を始めたい
  • 左手の指を動かすことに慣れたい
  • ゆっくりした曲が好き

6.ハッピーバースデー|家族に聴かせる目標が作れる

何曲か単音で弾けるようになったら、『ハッピーバースデー』にも挑戦してみましょう。

ここまでに紹介した童謡より少しメロディーが長く、音を伸ばす長さも変わります。

最初は曲全体ではなく、前半と後半に分けて練習するのがおすすめです。

『ハッピーバースデー』の良いところは、家族や友達の誕生日に演奏するという具体的な目標を作れることです。

誰かに聴いてもらう予定があると、子ども自身の「弾いてみたい」という気持ちにつながります。

『ハッピーバースデー』がおすすめの子

  • 短い童謡を何曲か弾ける
  • 少し長いメロディーに挑戦したい
  • 家族に演奏を聴いてもらいたい
  • 練習の目標を作りたい

7.Stand By Me|簡単なコード弾きへのステップアップ

単音弾きに慣れ、左手で弦を押さえることへの抵抗が減ってきたら、コード弾きにも挑戦してみましょう。

最初のコード練習におすすめなのが『Stand By Me』です。

初心者向けに簡単な形へ置き換えると、

  • G6
  • Em
  • CM7
  • Dadd9

という4つのコードで弾くことができます。

難しそうなコード名に見えますが、紹介している簡単な押さえ方なら、すべて指2本で押さえられます。

右手は、最初から複雑なストロークをする必要はありません。

「1、2、3、4」と数えながら、下方向へ弾くだけでも曲に合わせられます。

『Stand By Me』がおすすめの子

  • 単音の曲を何曲か弾けるようになった
  • 複数の弦を一緒に鳴らしてみたい
  • コード弾きに挑戦したい
  • ギターをジャカジャカ弾いてみたい

簡単なコードの押さえ方とストロークはこちらの記事で解説しています。

どの曲から練習すればいい?

迷った場合は、子どもの現在の状態に合わせて選びましょう。

まだ弦を押さえられない

『ゆかいな牧場』がおすすめです。

まずは開放弦を1本鳴らすところから始めます。左手を使わず、右手だけの練習でも構いません。

人差し指1本なら使えそう

『きらきら星』『かえるのうた』『チューリップ』から、子どもが一番よく知っている曲を選びましょう。

正しい指使いより、音が鳴ることを優先します。

短い曲を1曲弾けるようになった

『メリーさんのひつじ』や『ハッピーバースデー』へ進みます。

少し長いフレーズや、2本の指を使う練習を始めてもよい段階です。

ギターらしくジャカジャカ弾きたい

『Stand By Me』で簡単なコード弾きに挑戦してみましょう。

最初はコードチェンジが遅れても問題ありません。1つのコードを鳴らせただけでも十分です。

子ども向けギター練習の進め方

練習曲が決まったら、次の4ステップで進めてみましょう。

ステップ1:ギターを持たずに曲を歌う

まずは曲を歌ったり、音源に合わせて手をたたいたりします。

曲のリズムを知っている状態でギターを持つと、演奏に集中しやすくなります。

ステップ2:1音だけ鳴らす

最初の目標は、曲を弾くことではありません。

開放弦や押さえやすい音を1つ鳴らしてみましょう。

きれいな音が1回鳴れば、その日の練習は成功です。

ステップ3:2〜4音の短い部分を弾く

1曲すべてではなく、最初の2〜4音だけを練習します。

できた部分を少しずつつなげていきましょう。

曲の途中で終わっても問題ありません。

ステップ4:歌いながら弾く

短いフレーズを覚えたら、親子で歌いながら弾いてみましょう。

多少リズムがずれても、音を間違えても大丈夫です。

演奏の正確さより、知っている歌とギターの音がつながる体験を大切にします。

子どもがギターを続けやすくなる5つのポイント

練習時間は1〜5分でも十分

特に小さな子どもは、長時間練習する必要がありません。

集中できていても、「もう少し弾きたい」と感じるところで終わる方が、次の練習につながりやすくなります。

その日の目標は1つだけにする

「1曲弾けるようにする」ではなく、

  • 1本の弦を鳴らす
  • 3つの音を順番に弾く
  • 昨日より少しきれいな音を出す

といった小さな目標にします。

一度にすべてを直さない

子どもが弾いていると、持ち方、指の位置、右手の動き、リズムなど、気になる部分がたくさん出てきます。

しかし、一度にすべてを直そうとすると、子どもは何を意識すればよいのか分からなくなります。

その日は「音を鳴らす」だけ、次回は「右手で弦を狙う」だけというように、1つに絞りましょう。

親御さんも一緒に楽しむ

親御さんは、必ずしもギターの先生になる必要はありません。

一緒に歌ったり、手拍子をしたり、交互に音を鳴らしたりするだけでも十分です。

「違うよ」と指摘するより、「今の音、さっきより長く鳴ったね」と変化を伝える方が、子どもの成功体験になります。

飽きたらその日は終わりにする

子どもが別のことを始めたり、ギターを嫌がったりしたら、その日の練習は終わりで構いません。

無理に続けさせると、ギターを見るだけで「練習させられる」と感じてしまうことがあります。

子どもがギターに飽きる理由や、今日からできる具体的な対策は、こちらの記事で詳しく解説しています。

子ども用ギターはサイズと持ちやすさで選ぶ

子どもがギターを弾きにくそうにしている場合、練習方法ではなくギターのサイズが合っていない可能性もあります。

通常サイズのギターは、小さな子どもにとって、

  • ボディーが大きい
  • ネックが長い
  • 重くて安定しない
  • 左手が弦に届きにくい

と感じることがあります。

その場合は、ミニギターやショートスケールのギターも候補になります。

ただし、年齢だけでサイズを決めるのではなく、実際に構えたときの持ちやすさを確認することが大切です。

アコースティックギターが向いている子

  • 弾き語りをしたい
  • アンプを使わず手軽に弾きたい
  • アコギの音が好き
  • 童謡や歌の伴奏を楽しみたい

エレキギターが向いている子

  • ロックやバンドの曲が好き
  • エレキギターの見た目や音に憧れている
  • 薄めのボディーを持ちやすいと感じる
  • 将来的にパワーコードを弾きたい

「最初はアコギでなければいけない」という決まりはありません。

子どもが好きな音や見た目を優先した方が、ギターを手に取るきっかけを作りやすくなります。


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子どものギター初心者についてよくある質問

子どもは何歳からギターを始められますか?

何歳からという明確な決まりはありません。

ギターを持ち、弦を1本鳴らすことに興味を持てれば始められます。

小さな子どもの場合は、曲を完成させることより、音を鳴らして遊ぶことから始めましょう。

親がギターを弾けなくても教えられますか?

親御さんがギターを弾けなくても問題ありません。

TAB譜の数字を一緒に確認したり、歌や手拍子でリズムを支えたりするだけでも練習を手伝えます。

親子で一緒に分からないことを調べるのも、楽しい時間になります。

アコギとエレキはどちらがおすすめですか?

子どもが弾きたい曲や、好きな見た目で選ぶのがおすすめです。

童謡や弾き語りを楽しみたいならアコギ、ロックやバンドに興味があるならエレキが候補になります。

実際に持ったときの大きさや重さも確認しましょう。

毎日練習しないと上達しませんか?

毎日練習できなくても大丈夫です。

特に小さな子どもは、練習回数よりも「ギターを触ったときに楽しかった」と感じることの方が大切です。

1日1分、1音だけの日があっても問題ありません。

弦をうまく押さえられない場合はどうすればいいですか?

まずは左手を使わず、開放弦だけを鳴らしてみましょう。

慣れてきたら、人差し指1本で押さえやすい音に挑戦します。

指が痛い、ギターが大きい、弦が硬いといった原因も考えられるため、無理に押さえ続けさせないことが大切です。

まとめ|最初は指1本で1音鳴らせれば十分

子どものギター初心者におすすめの簡単な曲は、次の7曲です。

  1. ゆかいな牧場
  2. きらきら星
  3. かえるのうた
  4. チューリップ
  5. メリーさんのひつじ
  6. ハッピーバースデー
  7. Stand By Me

初めてギターを触る場合は、ほとんど開放弦で弾ける『ゆかいな牧場』から始めるのがおすすめです。

人差し指1本で弦を押さえられるようになったら、『きらきら星』『かえるのうた』『チューリップ』へ進んでみましょう。

単音弾きに慣れた後は、『Stand By Me』で簡単なコード弾きにも挑戦できます。

子どものギター練習で最も大切なのは、最初から上手に弾くことではありません。

  • 1音鳴った
  • 少しだけ曲になった
  • 親子で一緒に楽しめた

この小さな成功体験が、次にギターを手に取るきっかけになります。

まずは子どもが知っている曲を1つ選び、1日1音から気軽に始めてみてください。

年齢・身長別のサイズ目安や、子ども向けのおすすめモデルは「子ども用ギターの選び方」で詳しく解説しています。

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